ITパスポート~プロジェクトマネジメントの章

kobasaです(´ω`*)
ITパスポートの資格勉強の続きです。
最近は雨降ったりややこしい天気ですね。

プロジェクトマネジメントについて(マネジメント系)

プロジェクトマネジメントと制約

プロジェクトとは期限内に独自のモノやサービスを作るための業務。
プロジェクトマネージャはプロジェクトを管理する人のことで、行う仕事のことをプロジェクトマネジメントという。
作業範囲(スコープ)・期限(スケジュール)・費用(コスト)の3つの制約を調整してプロジェクトを管理する。

スコープ・スケジュール・コストの3つの制約は他の制約と関わり合っている。機能追加で作業範囲が増えればそれに伴い、期限やコストを調整しなければならない。
またリスクはプロジェクトの3つの制約には含まれない。

PMBOKについて

PMBOK(Project Management Body of Knowledge):
プロジェクトマネジメントの体系化された知識であり、プロジェクトマネージャーのための教科書。
PMBOKには10の知識エリアがある。

知識エリア説明
プロジェクト総合マネジメント5つのプロセス(立上げ、計画、実行、終結、監視)を総合的に管理する。
プロジェクトスコープマネジメントスコープ(作業範囲)を明らかにする。
プロジェクトステークホルダマネジメントステークホルダ(利害関係者)を特定し、そのステークホルダが効果的にプロジェクトに参加できるように調整する。
プロジェクトスケジュールマネジメントプロジェクトがスケジュール(期限)内に完了するように管理する。
プロジェクトコストマネジメントコスト(費用)が予算内に収まるように管理する。
プロジェクト品質マネジメント品質を管理する。プロジェクト成果物が期待される品質を満たしていることを確認するためにレビューを実施したりする。品質を評価するために使用する指標にテストカバー率がある。
プロジェクト資源マネジメント人的、物的資源を管理する。人的資源に関しては、プロジェクトに参加する要員の役割、責任、必要なスキルを決定し、それらが効果的に機能するように管理する。
プロジェクトコミュニケーションマネジメント誰が、誰に、いつ、どうやって、何を伝達するのかを管理する。
プロジェクトリスクマネジメントリスクの対策案を管理し、問題が発生した場合は対応する。
プロジェクト調達マネジメントプロジェクトの実行に必要な人、物、サービスを取得する。

プロジェクトスコープマネジメント
プロジェクトに必要な作業を抽出する。「プロジェクトが生み出す製品やサービスなどの成果物」と「それらを完成するために必要な作業」を定義して管理する。

WBS(Work Breakdown Structure):
プロジェクトという1つの大きな作業を細かい作業単位に分割すること、またそれを表した図。
プロジェクトの作業を「時間やコストを見積もることができる大きさ」になるまで分割する。最も小さい作業単位のことをワークパッケージという。

リスク

プロジェクトリスクマネジメントではリスクの対応案を管理する。対応策は4つに分類される。

  1. リスク回避
    リスクに関わる作業をしないこと。リスクのある作業をスコープから外すこと。
  2. リスク転嫁
    リスクを自社から他社へ移すこと。外部委託したり、保険を掛けたりする。
  3. リスク軽減
    リスクの発生確率を下げたり、被害額を小さくすること。多くのテストを実施したり、安定した技術を使い不具合が起こる可能性を減らす。
  4. リスク受容
    リスクをそのまま受け入れること。被害額よりもリスク対策費用が高額であるような場合では、リスクをそのまま受け入れるほうが合理的であると判断する場合もある。

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